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 2003年04月10日 日経
レンタルビデオや総菜店がコンビニ跡地に出店攻勢

 レンタルビデオや弁当・総菜店などの成長業種が、コンビニエンスストアの閉店跡
を狙って出店攻勢に出る。コンビニ跡は都市部の好立地が多く、設備もそのまま活用
できる。退店で物件価値が下がり、テナント料が安いのも強みだ。競争激化に伴うコ
ンビニの閉店は、大手5社だけで2003年度に1370店が見込まれ、新業態の出店を後押
しする。
 レンタルビデオ大手のゲオは今夏からコンビニ跡へ小型店の「居抜き」出店を始め
る。コンビニの店舗面積は通常、倉庫や事務所を含め150平方メートル程度。売り場
面積700―800平方メートルのゲオの標準店に9000万円程度の初期投資がかかるのに比
べ、半分から3分の1程度で済むという。 店舗が狭い分、ビデオより陳列場所を取ら
ないDVD(デジタル多用途ディスク)ソフトを専門に扱い、都心部の通勤客を取り
込む。地方では大型店の周辺に補完的に出す。大型店で借りたソフトを小型店でも返
却できるなどの連携をとる。
 

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