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 2003年10月15日 日経
コンビニ大手5社、3強2弱鮮明に

 コンビニエンスストア大手5社の2003年8月中間期連結決算が出そろった。冷夏の
影響でアイスクリームやソフトドリンクが苦戦したが、おにぎりなど独自開発商品の
健闘やコスト削減でセブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの3
社が経常増益を確保した。一方、地盤の愛知県でセブンイレブとの競争が激化したC
アンドSと店内ファストフードに強みを持つミニストップは2割強の経常減益とな
り、上位との収益格差が鮮明になっている。
 高額ハイウェイカードの取り扱い中止や夏物商品の不振で、既存店売り上げは全社
が前年を下回った。なかでも落ち込みが激しかったのはシーアンドエスで、サークル
Kとサンクスの合計で5.3%落ち込んだ。サークルKの地盤の愛知県には昨年からセ
ブンイレブが進出し、競争が激化。既存店の低迷に加え、半年で前期の1.5倍の253店
を閉店し、閉店費用が特別損失を含め27億円発生した。ミニストップも既存店売り上
げが4.6%減。7―8月の冷夏でアイスクリームやデザート「ハロハロ」など冷菓の
売り上げが13%減った。
 

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