--裁判速報--
TOPページに戻る


サンクス南友部店 郡司事件 証人尋問

事件の構図としては本体に甘い汁を吸われ力尽きたエリアフランチャイズ絡みのもので 吸収移行期における不良債権処理強行の理不尽な仕打ちを世に問う裁判である
'00,6 サンクス本体の一方都合で強制的に閉店に追い込まれたばかりか 解約違約金をネタに店舗乗っ取りを目論むサンクス本体に対し、 経済的弱者の郡司氏が司直の判断を求めて立ち上がった。
 当日、延べ十数名の支援者が法廷を訪れ、 詭弁を弄す誘導尋問に立ち向かう郡司雅由氏にエールを送った。

通常の会計用語としての売上総利益と、サンクス独自設定の同音用語の解釈差(というか詐欺) について加盟前にも説明し、本部研修で更に説明したような心証を裁判官に与えようと必死の サンクス本部側代理人の誘導尋問に対し、
加盟店側代理人は公正取引委員会の調査報告を示し、 本部が企業ぐるみでこの詐欺行為を行っていることを立証。
エリア・FCの専務と開発担当はそろって契約者 郡司寛士(父)には ロイヤリティーの利益構造を説明した旨の証言をする一方で、 加盟店代理人の鋭い舌鋒に思わず開発担当がロイヤリティー説明を意図的にぼやかして 契約したことを露呈してしまう。
専務は苦し紛れに「昔の事なので記憶が…」という法廷を侮辱した証言に終始し失笑を買った。
先方代理人がロイヤリティー詭弁説明式を延々と繰り返しレトリックを仕掛け、 郡司証人を篭絡しようとするがロイヤリティー搾取の事実を理解している裁判官から 「もうその辺でいいでしょう」とたしなめられる場面もあり、 加盟時どころか現時点でもロイヤリティー虚偽説明の馬脚を現した。
次回期日には裁判官主導でラウンド法廷にて弁論準備(非公開)が行われる。

東京地裁民事30部 502号法廷 9月24日
佐藤 勝次(本体法務部)双方尋問 郡司 雅由(息子・実質経営者)主尋問
石上(元サンクス茨城開発担当)主尋問 久賀谷(元サンクス茨城専務)原告尋問
郡司 反対尋問  石上 反対尋問   久賀谷 被告尋問

《争点》
ハイウェイカード横流しや債務不履行行為としての在庫操作の有無。 本部借入金残高の額・什器売却代金額が妥当な正規残存簿価金額であるか。 契約時要素の錯誤存在・契約が公序良俗違反かの是非。 架空給与計上が債務不履行違法性具備の可否。 賠償金条項が部分的に公序良俗違反か否か。 情報提供義務違反・説明義務違反の有無・指導援助義務違反の有無・違法不当な会計業務か否か。

《事件の経緯》
昭和30年頃酒販店経営 91年11月契約 土地賃貸・建物所有 原告の息子(雅由氏)が経営 ロイヤリティ31% 初期投資4200万借入れ サンクス茨城(エリアフランチャイザー・元酒問屋)99年2月解散、サンクス本社に営業譲渡
杜撰な立地調査・虚偽説明 売上増加予測告知・荒利最低保証制度虚偽説明 ・ロイヤリティ算出方法説明なし・廃棄賦課ロイヤリティ虚偽説明
閉店追い込みマニュアル通りの解約強行
でっち上げの「在庫管理義務違反」本部了解の在庫操作「架空在庫」呼ばわり 始末書の強制と閉店措置強行 本部より訴訟提起 仮差押え
南友部店からの反撃
反訴訟提起  説明義務違反・不当閉店措置・不法行為


過去の裁判速報はこちら new8 7 6 5 4 3 2 1→old

inserted by FC2 system